日々の外国語

外国語の勉強をしていて思ったことを投稿していきます。(英語、ハンガリー語、スペイン語、ポーランド語)

【スペイン語】約4か月独学でスペイン語技能検定4級取得に至るまで

昨年10月末にスペイン語技能検定の5級と4級を受けた。結果はどちらも合格。スペイン語を真面目に始めたのが、昨年6、7月から。すべて独学。約4か月で4級(英検3級相当)に合格できたのは運?が良かった。そこに至るまでについて、忘備録も兼ねて書いていく。

昨年の3、4月あたりからスペイン語の曲をよく聞き始めるようになった。というのも、サルサ(音楽)に興味が出て、聴き始めたのがきっかけ。その流れで、もともと知っていたが、スペインの歌手David Bisbalの曲を改めて聴いてみて、とんでもなく情熱的で美しい歌声だと感じた。スペイン語の音のかっこよさと心地よさ(主観)に惹かれて、自身でもスペイン語で歌ってみたいと思い始めた。歌詞を自身で発音するためには、スペイン語の発音の規則を覚えなければならない。そこで手を出したのがこのスペイン語の参考書『文法から学べるスペイン語(井戸光子、石村あつ著)』。最初の課で発音について学ぶことができたので、それを参考にスペイン語の曲の歌詞を読み始めた。読む、というよりは、ただ口に出して発音し始めただけだけれども。。。

歌詞の意味も知りたくなり、そのためには文法が必要だと感じた。なので、6月の終わりか7月くらいからその次の課から始まる文法項目を少しずつ読み始めた。この時点ですでに5月中旬だったと思う。文法的には語順なども含めて、英語とはそこまで大きく変わらなかったり(またまた主観)で個人的には取っつきやすい言語だと感じた。歌詞をたくさん読んでいたおかげで語彙力は無理なく増やすことができていたのはラッキー。8月くらいに文法書を1周終えていた。

それと同時に7月くらいからHelloTalkというアプリでスペイン語圏の人たちとやり取りを始めていたので、スペイン語作文能力の向上に対するモチベーションはある程度持ち続けられた。グーグル翻訳(個人的には、外国語学習の初期段階ではこれをどんどん使っていって良い気がする。もちろん十分気を付けながら)を使いながらも、機械的な翻訳だった場合には相手の方々にそれを直してもらいつつ、楽しんで勉強できた。

たしか8月中旬あたりでスペイン語検定をせっかくだから受けてみようと思い、それのために勉強を始めた。具体的におこなった内容は、SRS(Spaced Repetition System)を利用したAnkiというアプリで、フラッシュカードを作って単語を覚え始めた。また、その少し後に簡単なセンテンスを丸暗記し始めた。同時並行で、先ほどの文法書の2週目を始めた。それぞれの課についている会話の音声を聞きながら、同じ速さで文章を見なくてもシャドウィングできるように何度も練習し、10月までに2週目も終えた。

そんなこんなで10月を迎え、やっと検定用の参考書にも手を出した。もうすでに1か月ないと知って、ちょっと焦り始めたのを良く覚えている。スペイン語技能検定5級と4級は動詞の活用問題が多い印象だったので、そこにフォーカスして勉強するようにした。参考書の過去問と類似問題を解きながら、重要だと感じたセンテンスは丸暗記リストへ。

そして当日。4級の主なポイントである接続法について、結構うる覚えの部分は多かったが、なんとか解き終えて試験終了。そのときの感触としては、5級「これは受かった」、4級「うーん、微妙、、、受かってるといいな」という具合。時間については、余るくらいなので問題は特になかった。最終的には受かったので良かった。

自分が勉強している中でポイントだと感じたのが、勉強法それ自体はもちろん、やはりそのターゲット言語への興味・関心。これがないとモチベーションを保つのは相当厳しいと思う。その興味から派生して歌詞を読んだりすることで、上にも書いたように語彙力も増やすことができた。例えば、1曲につき10単語以上、自然に覚えられるとする。それが30曲になったら、すでに300語。馬鹿にできない。外国語の学習はなにかしら、自身の興味・関心とどんどん無理やりにでもつなげていけるかどうかが、大事なポイントだと感じる。

今日はこんなところで。