日々の外国語

外国語の勉強をしていて思ったことを投稿していきます。(英語、ハンガリー語、スペイン語、ポーランド語)

【ハンガリー語】空間へのこだわりと母音調和

最近ブログは止まっていたけれど、ハンガリー語は毎日少しずつ勉強していた。

 

ハンガリー語では、どこからの「から」をただ表すのに、それが「中から」、「上(表面)から」、あるいは「~の方から」なのか、決定する接尾辞をつけなくてはならない。それらは具体的な場所を示すほかにも、「~で、~に」の意味も表す。その際、平面的な場所や公的な場所(駅、大学、空港、広場)については、nが語尾につく。(ex. egyetem「大学」+-n, -on, -en, -ön=egyetemen)しかし、「学校(iskola)」には-ban, -benがつく(iskolában)。大学も学校も似たようなものだろう・・・たしかに学校は大学より小さい傾向にあって平面的ではないかもしれないけど・・・みたいなツッコミを入れながら、そういうものなんだなと納得する。

面白いのは、ハンガリーの国名と都市名(例外あり)については基本的に-nがつき、その他の国々については、-ban, -benがつく。どういう経緯でそうなったのか、気になるところ。こういうことを気にして、その都度考えたり調べたりしているうちに時間が過ぎていくが、これはこれで言語学習の醍醐味。

「どこから」「どこで」「どこに」それぞれに関して、それぞれ「中、表面、あたり」の接尾辞の区別がある。つまり、3×3で9通りのパターンがある(「~まで」を表す-igを含めると10パターン)。空間についてかなり敏感な言語なのかな、と思ったり。

 

そして、ここでも母音調和でパターン分岐!上の9通りについてそれぞれ後舌母音語、前舌母音語(場合によってはこの中で、非円唇か円唇かに分かれる)。例えば-ban, -benをつけるとき、taska(かばん)なら後舌母音語なのでban。szekrényは前舌母音なのでben。これも最初こそはよくわからなかったけれど、慣れてくると自然に口をついて出てくるようになってきている(気がする)。これは発音に関する話でもあるので、必ず口に出して練習することが大事だな、と感じる。どの言語でも大事ではあるけれど、ハンガリー語では必須だと感じた。

 

現在は文法書の折り返し地点まで来た。この本を少なくとも3週分はしたい。それと並行して基礎単語を1000語くらい2週目入るまでにはインプットしていけると良いかなぁ。ハンガリー語の学習プランについてはまた別の記事で書こう。